HOME  覚王寺  施設  法要・行事  寺報  ブログ  アクセス
2015年5月1日発行
 4月26日、第2回「あさぶ おてらくご」が開催されました。楽しみにしておられたご門徒さんをはじめ、地域の方も多数来られ、3人の落語家さんの噺(はなし)にみなさん、大いに笑い楽しんでおられました。
聞くことの大切さ
 吉崎近くの村に与三次とキヨという夫婦が住んでいました。夫婦は大変働き者で、昼は田畑で働き、毎夜歩いて吉崎まで蓮如上人の説法を聞きに行くのが日課でした。ところが、そのことを姑は快く思っておらず、いつか息子夫婦の信仰の邪魔しようと考えていました。
 そんなある日、嫁のキヨだけが吉崎にお参りに出掛ることになりました。姑は「今日こそは!」と思い、氏神さまに奉納してあった鬼女の面を持ち出し、それを被りキヨの帰り道を谷で待ち伏せして、鎌を構えて「寺参りを止めよ!」と脅しました。
キヨは驚きながらも、「私の信心は決して失せることはありません」と「お念仏」を唱えながらその場を立ち去って行きました。
姑は先回りして家に帰り、面を外そうとしましたが、顔から面は離れず、悶絶していたところを帰って来た息子夫婦に見つかってしまうのでした。
息子夫婦に付き添われ、蓮如上人に事情を説明し心からの懺悔をし、これからの聴聞を誓った姑。
上人が「南無阿弥陀仏」と唱えた途端、不思議とその面が外れた・・と、いわれます。
この物語は、醜い姑の心と姿を通して私たちにお説教を聞かせて頂くことの大切さを説いています。
「聴聞第一」といわれる浄土真宗。おつとめの後には、必ずご法話があります。誰のために?私のために聞かせて頂く、その気持ちを忘れてはなりませんね。