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2016年7月1日発行
 6月17日、「宗祖降誕会法要」をつとめ、親鸞聖人のご誕生を祝いました。この日は、法要前におときの接待があり、婦人会の皆さんが作ってくださったおそばを美味しくいただきました。
 法要では、参詣の皆さんで「しんじんのうた」をおつとめし、法話は当寺副住職が「グリーフケア」についての話。「失うことによって得られるつながりがある」といったお話をさせていただきました。法話の後は、皆さんで『恋する西本願寺 伝統と文化の継承』を鑑賞し、11月22日に伝灯奉告法要で参詣するご本山の西本願寺について学びました。

おときの接待

「しんじんのうた」をおつとめ

副住職法話

『恋する西本願寺』を鑑賞


― 覚王寺の梵鐘と喚鐘 ―
 覚王寺には、二つの鐘があります。一つは鐘楼堂に吊された大きな「梵鐘(ぼんしょう)」。昭和初期に鐘楼堂は建立されましたが、昭和17年に戦争のために梵鐘を供出。しかし、今から68年前の昭和23年、開教50周年の時に、多くの方々のご尽力により再鋳されました。当寺の梵鐘は、報恩講と除夜の鐘のときに撞かれます。
 もう一つの「喚鐘(かんしょう)」は、明治43年10月より106年間にわたり、法要・儀式の開始を参詣者に知らせています。その鐘には、発起人の方々のお名前があります。覚王寺が子々孫々に存続し、鐘の音とお念仏の声がいつまでも響き渡るよう願われて鋳造されたのではないでしょうか。
 これからも先人の方々の願いを受け継ぎ、お念仏のみ教えを皆さまにお伝えしてまいりたいと思います。

仏教語を味わう
ー第1回 五劫(正信偈)ー
 あるご門徒さんのお宅へお参りに伺いましたところ、仏教語やお経の言葉が難しくてわからないので、その意味などを紹介してくださいとのお話がありました。そこで、今月号より仏教語やお経の言葉について皆さんと味わいたいと思います。
 初回は「正信偈」の一節、「五劫思惟之摂受(ごこうしゆいししょうじゅ)」についてです。五劫の劫とは、時間の単位を表す言葉。上の写真は覚王寺和室に安置されるご本尊で、阿弥陀さまの掛軸の両脇には「飛天」の絵が描かれていますが、天女が薄い羽衣をまとっているのをご覧いただけますでしょうか。その天女が三年に一度、四十里四方の大きな固い岩の上に舞い降りてきて、その岩と天女の羽衣がこすれて、岩がすべてなくなってしまう時間が一劫といわれます。
 「五劫思惟之摂受」とは、法蔵菩薩(阿弥陀如来)が五劫という気が遠くなるような長い時間をかけて考えぬかれ、私たちを救うための誓いをたてられたということです。その願いが、私たち一人ひとりにかけられていることを忘れてはなりませんね。
(『正信偈ものしり帳』参照)